コロナ渦で家にいることが増え、高額品の需要が高まっていますね。
お酒も宅飲みが増えてちょっとお高いお酒を購入される方が増えてるんですよ。
でも世の中には想像以上の金額がつくお酒も多くあります。今回は日本酒を中心に5点ほどご紹介します。
【高木酒造 十四代】
お酒を飲む人なら名前は聞いたことがあるくらい全国的に有名な山形の日本酒です。
酒造元は山形県村山市にある1615年創業の「高木酒造」創業当初は「朝日鷹」という名前のお酒で販売しており、
14代目から15代目に引き継がれるタイミングで「十四代」に変わりました。
お味は甘さとフルーティさが特徴でクセも少なく大変飲みやすいお酒です。
「秘伝玉返し」「龍の落とし子」など様々な種類がありますが、
その中でもプレミア価格がついているのが「十四代 純米大吟醸 龍泉」です。
紅白の重厚な箱に金色に輝く「十四代」の文字と龍の紋、以前お店でお買取をしましたが、見た瞬間思わず感嘆の声をもらしてしましました。
酒造好適米を高精米し、限界低温発酵の後、雫取り斗瓶囲いしたものを氷温貯蔵し熟成させた物で、40万円以上の価格で取引されてます。
【楯の川酒造 光明】
山形県酒田市 1832年創業、日本酒は純米大吟醸しか造っておらず、
日本で初めて精米歩合1%の日本酒を造ったことで有名な酒蔵です。
精米歩合を簡単に説明すると、白米を磨いて残った部分の割合の事で、例えば食用米の精米歩合だと約90～92％になります。
日本酒の吟醸酒は60％以下、大吟醸酒は50％以下に精米することが定義されており、これまで最も精米歩合が低かったものでも6～8%でした。
玄米から99％を除いた残り1％で造る奇跡の日本酒が「光明」です。
説明だけでかなりの手間暇がかかり希少だというのがわかりますね。ラベルは山形県無形文化財の深山和紙に高級感ある桐箱入りで、1本10万円。
一度は飲んでみたいお酒です。
【北雪酒造 大吟醸 YK35雫酒チタンゴールド】
新潟県佐渡市にある1872年創業の「北雪酒造」のお酒で、こちらも定価20万円超えの超高級日本酒です。
こちらの酒造は熟練の技を守りつつ、ガラスタンクや遠心分離機など最先端の機械を導入していままでにない、革新的かつ合理的な酒造りに取り組んでいます。
ですが、「雫酒チタンゴールド」は機械を使わず、自然の力で手間暇かけて造られています。
日本酒の原酒は、米、米麹、酒母水をタンクなどに入れて発酵させた醪(もろみ)を搾って濾したものになりますが、
「雫酒チタンゴールド」は醪を搾らずに袋に入れたものを吊り下げて、自然と落ちてきた雫を集めてできたお酒です。
高価な理由は他にもあり、お酒の容器も特殊な物になっています。
雫型で思わず二度見してしまうくらい特徴的な入れ物はチタン製になっており、光を通さず温度変化にも耐える最高の性能を誇ります。
ちなみにYK35は、「Y」は原料の山田錦、「K」は使われている酵母、「35」は精米歩合35％の意味となり、新酒鑑評会に受かりやすいお酒を総称した言葉となります。
【堀江酒場 夢雀】
世界最高額の金額で提供されているお酒があります。それが世界一高い日本酒と呼ばれている「夢雀」です。
海外で提供されている金額は日本円にして1本60万円！
この信じられない金額のお酒が提供されているのは、ブルジュ・ハリファ内のアルマーニホテル。
ブルジュ・ハリファといえば、ドバイにある人工建造物として世界一の建物、場所が場所だけにちょっと納得してしまします。
「夢雀」に使用されているお米も希少で、普通のコシヒカリと違う突然変異で生まれた幻の品種「イセヒカリ」を使用しており、
2016年日本で販売したときの価格は1本8万8000円とこの時点でかなり高級なお酒です。
更に「夢雀」は長期熟成酒の為、ワインように寝かせることで更に価格が上がりそうです。
おそらく今後飲む機会はゼロでしょうが、どこまで価格が高騰するか気になるお酒です。
【沢の鶴株式会社 現外 -gengai-】
株式会社Clearが運営する高級日本酒ブランド「SAKE100」の第4弾商品です。
全国の酒蔵とそれぞれ共同開発を行っており、「百光」「深豊」「天彩」「現外」の4種類があります。
「現外」はワインやウイスキーのように長時間熟成された日本酒です。
阪神淡路大震災によって倒壊した酒蔵に残っていた酒母から造られ成熟期間は20年以上、
昨年本数限定で発売された「26年熟成 現外」の価格は驚きの￥198,000円！
「27年熟成 現外」は2022年に発売予定らしいので、気になった方はホームページをチェックしてみてください。