GIAによって開発されたダイヤモンドの最高グレードカット「エクセレント」
1990年、誰も成し得なかったダイヤモンド業界の悲願でもあったエクセレントカットのダイヤモンドを最初に研磨した職人がフィリッペンス・ベルト氏です。
エクセレントカットが達成された後も90年代当初は、ダイヤモンドのエクセレントカットは成功することが非常に難しくコンスタントな生産をすることができなかったようです。そんな中、徐々に成功率を上げて行き独自のノウハウで次々とエクセレントカット研磨に成功するフィリッペンス・ベルト氏は、その後世界各国で技術指導するなどダイヤモンド業界内でエクセレントカットのスタンダード化に貢献。
ダイヤモンドのグレードを定めるGIAでは、1988年にエクセレントを発表しました。ダイヤモンドは設計図が示されたらその通りに研磨できるかと言えば非常に困難で、グレインと言う成長線に沿ってのみ加工する事が出来るダイヤモンドは加工できない方向や角度を持っており、GIAの発表した最高グレード「エクセレント」も例外なく達成困難な研磨角度が盛り込まれるなど難易度の高い研磨を要求していました。その為、発表当初は達成は不可能だと言われていました。しかし、1990年にダイヤモンド研磨師職人フィリッペンス・ベルト氏によって達成され世に出たのです。
またエクセレントカットのダイヤモンドを多く仕上げる中で、不思議な模様が浮かび上がることが分かってきました。商標の問題で現在は「ハートアンドキューピッド」と呼ばれとても高い人気を誇っています。フィリッペンス・ベルト氏はその発見から開発にも携わりダイヤモンド業界内に再び貢献。
ダイヤモンドのポリッシュ(研磨)において、フィリッペンス・ベルト氏は現役で活躍する世界最高峰の研磨職人のひとりです。
様々なカットがありますが、その背景を知ることでより、ダイヤモンドが魅力的に感じられますね!

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