ティファニーというブランド名は知っているけれど詳しくは知らないという方が多いと思います。
そんな方向けにティファニーについて詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、ティファニーとは何かみていきましょう。
ティファニーとは？
世界中で有名なジュエリーブランドです。
ティファニー、カルティエ、ブルガリ、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ＆アーペルは世界5大ジュエラーと呼ばれており、世界中で人気があります。
大統領夫人や王室が愛用していた事があり、現在も女優やアーティストなど多くのセレブが愛用しています。
ティファニーの歴史
1837年、ティファニーの前身「ティファニー・アンド・ヤング」が設立されました。
ティファニー・アンド・ヤングでは、文房具や装飾品などが取り扱われていました。
1845年にアメリカ初のメールオーダーカタログ「ブルーブック」を発行し、1847年にヨーロッパの貴族から宝飾品を買い付け、アメリカで有名なダイヤモンドの販売元となりました。
ティファニーのコンセプト
創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーは、美への探究心が強く、特にダイヤモンドに対する情熱がありました。
「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という信念があり、そういった信念がティファニーブルーに込められています。
ティファニーのブルーボックスは、ブランドを象徴する物の一つです。
最初のエンゲージメントリング、ティファニーセッティングの包装箱として初めて世の中に出てリングと同じくらい注目を集めました。
ティファニーのブルーボックスはラグジュアリーと独自性を表わし、価値を高める役割もあります。
ティファニーの歴代デザイナー
ティファニーには、有名な3人のデザイナーがいます。
ジャン・シュランバージェ
20世紀を代表するジュエリーデザイナーシュランバージェは、1956年にティファニーのデザイナーになりました。
植物や生き物をモチーフにしたデザインが得意で、多くの女性から支持されています。
エルサ・ベレッティ
ベレッティのシンプルなデザインは、様々な年代から愛されています。
1974年にティファニーのデザイナーとなり、シルバーやダイヤモンドジュエリーのイメージを新しいものに変えました。
パロマ・ピカソ
1980年にパロマ・ピカソコレクションが発表されました。
ニューヨークのグラフィティアートを取り入れた革新的なデザインは、ティファニーだけでなく、デザイン界に影響を与えました。
ティファニーが注目されるようになったきっかけ
シルバージュエリーのジャンルを確立
ティファニーといえば、シルバージュエリーのイメージがあるかもしれません。
ティファニーの事業がきっかけで、シルバージュエリーというジャンルができました。
1851年にティファニーが銀にジュエリーとしての可能性を発見し、銀細工師の事業を買収し、シルバージュエリーの製作をスタートしました。
ジュエリーといえば、ゴールドが一般的でしたが、ティファニーがシルバージュエリーを発売したことで、注目が集まりました。
ティファニーは、シルバージュエリーの品質を保つためにスターリングシルバーという基準を作り、後にアメリカ本国の正式な銀の純度基準となりました。
スターリングシルバーとは、銀の含有率92.5％、混合物7.5％の銀合金の事で、14世紀から20世紀のイギリスでは、銀貨を鋳造する時にこの基準を採用していました。
ティファニーセッティングの開発
ティファニーセッティングというセッティング方法を開発しました。
宝石を地金に留める時は、台座に埋めこむ方法がメジャーで、宝石の上面しか見えませんでした。
ティファニーセッティングは、6本の爪で宝石を留めるため、宝石全体がよく見える構造になっています。
このセッティング方法は非常に画期的で、ジュエリー業界で注目を集めました。
ダイヤモンドのように光をたくさん取りこむ石は、ティファニーセッティングだと最大限に輝きを発揮できるため、ダイヤモンドジュエリーといえばティファニーと言われるくらい人気になりました。
婚約指輪といえばティファニーのダイヤモンド
婚約指輪として有名になったのがティファニーです。
19世紀半ばまで、婚約指輪の形にルールがありませんでした。
ティファニーセッティングがきっかけで宝石に憧れる女性の関心が集まりました。
ティファニーセッティングのダイヤモンドは豪華で、特別な日の贈り物におすすめなので、婚約指輪としてすぐにメジャーになりました。
ティファニーの指輪は、婚約指輪や結婚指輪として定番商品となっています。
映画「ティファニーで朝食を」がきっかけでさらに人気に
ティファニーは、女性の憧れのブランドです。
きっかけは、映画「ティファニーで朝食を」にブティックが登場したことです。
「ティファニーで朝食を」は、1961年のアメリカ映画で、オードリー・ヘップバーンが主演を務めました。
有名なシーンは、5番街にあるティファニーのブティックを眺めながら、ヘップバーンがパンを食べるシーンで、映画が大ヒットしたため、この場所は観光名所となりました。
世界最大のイエローダイヤモンドを入手
1878年にティファニーは、キンバリー鉱山で発掘された世界最大のイエローダイヤモンドを買い取ります。
これを128.54カラットにカットし、ティファニー ダイヤモンドと名付けました。
このダイヤモンドは、ティファニーの代表的な作品となり、現在も5番街の本店に展示されています。
ティファニー ダイヤモンドがきっかけでカラーダイヤモンドの人気になり、ティファニーのおかげで、カラーダイヤモンドの価値を見直す流れができました。
ティファニーの定番コレクション紹介
ティファニーからは、さまざまなコンセプトのコレクションが発売されています。
人気のある定番コレクションは以下の通りです。
Tコレクション
Tコレクションは、ティファニーの頭文字「T」をワンポイントにしたシックなシリーズです。
TワイヤーブレスレットやTワンリングがあります。
2014年の発売以来、ブランドの象徴的な存在として人気があります。
ダイヤモンド バイザヤード
ダイヤモンド バイザヤードは、有名デザイナー「エルサ・ペレッティ」が手がけたコレクションです。
ダイヤモンド バイザヤード ピアス、ダイヤモンド バイザヤード ネックレスがあります。
バイザヤードのアイテムを身につけていると恋愛運が上がるというジンクスがあり、多くの女性から注目を集めています。
ティファニー ビクトリア
ビクトリアは、ダイヤモンドをたくさん使ったラグジュアリーなデザインです。
ティファニーの中でも歴史があるコレクションです。
ティファニー ビクトリア ピアス、ティファニー ビクトリア ダイヤモンド ヴァインリングがあります。
アトラス
アトラスは、ティファニー本店にある大時計「アトラスクロック」をモチーフに製作されたコレクションです。
力強く華やかなデザインが特徴で、アトラス X クローズド ワイド ヒンジ バングル、アトラス X フープ ピアスがあります。
まとめ
今回はティファニーについて紹介しました。
ティファニーについて知りたかった方は参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして、ティファニーについての知識を深めてみて下さい。
可愛らしく上品なシルバーアクセサリーを探しているならティファニー がおすすめです。
