ブルガリについて

ブルガリ

はじめに

こんにちは、カドノ質店の祭【SAI】です。

今年も残りわずか、あっというまですね。冬になり、コート着用が必然となっている今日このごろ。

今回は、ブルガリについて投稿していきます。
どうぞ宜しくお願い致します。

イタリア・ローマ

1884年、ギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリがローマに出店し、ブルガリの歴史は始まりました。ギリシャのエピルスで、代々銀細工師を輩出する家系に生まれたソティリオには、ブランド設立は必然だったかもしれません。生まれ故郷のエピルスに伝わる伝統的なギリシャ建築を基本とし、当時の最先端の技術をうまく取り入れたブルガリのスタイル(デザイン)は、革新的なものとして人気になります。イタリアンジュエリーの礎を築くブランドへと進化を遂げていきます。

グローバル化

20世紀に入ると、息子であるコンスタンティノとジョルジョによって、国内のみではなく、アメリカやイギリスなど英語圏の旅行者を意識した経営へ方針転換。また、当時デザインのトレンドはフランス様式が最先端となっていたため、ブルガリも流行りにのるように、フランス様式を意識したジュエリーをデザインするようになる。

しかし、突然ブルガリはこのトレンドの流れを急に変えてみせます。それまで流行りのフランス様式から、従来のギリシャ建築をベースとした古代ローマ様式に転換し、多くのアイテムを発表。これが成功して、ブルガリは流行りから一線を画すブランドとしてさらなる人気を獲得することに。

多角化

1970年代、海外進出に舵をきります。1980年、スイスにブルガリタイムを設立し時計事業に参入。高い技術力を押し出した作品を次々と発表していき、時計は今日に至るまでジュエリーと中核を担っていて、ブルガリの大きな武器となっています。

2000年代になるとホテル事業へ進出するなど、ますますブランドの拡大を進めていくブルガリは、2011年に世界最大のブランドであるLVMHの傘下となることを発表。大きな後ろ盾を得て、さらなる成長を見込んでいる。

ブルガリの個性

ブルガリの個性として、すぐに浮かぶのは、ジュエリーの色使いだと思います。色石(ジュエリー)といえばブルガリといわれるほど不動の地位を築いてきたブルガリは、ルビーやサファイアなどの宝石をあしらったスタイリッシュなデザインが非常に人気を博している。

ブルガリはデザインコンセプトとしてよく蛇が用いられています。これは蛇が古代ギリシャや古代ローマにおいて永遠の意味あいを持つ生物であることが理由のようです。新聞広告の1面に掲載したり、2022年の一押しモデルですね。

ギリシャ系イタリア人を創始者とするブルガリが、自分たちのルーツを失っていないことを表す象徴といえます。

エリザベス・テイラー

ブルガリとエリザベス・テイラーの出会いは1962年の映画「クレオパトラ」とのこと。
ローマでクレオパトラの撮影をしていて、楽しみがローマのブルガリの店に行けることだったそうです。

彼女はファッションリーダーとしても絶大な人気を誇り、さらにジュエリー(宝石)好きとしても有名でした。
彼女の死後に残された宝石のコレクションには数十カラットのダイヤモンドや50カラットの真珠などもあり、数百億円規模だったと言われています。

愛したジュエリーとしてブルガリがあり、英語圏出身のテイラーが知っている唯一のイタリア語が「ブルガリ」だったと言われるほどです。

ブルガリブルガリ

ブルガリのデザイナー=ソティリオ・ブルガリのイメージが強いですが、

人気腕時計のブルガリ・ブルガリをデザインしたのが、時計デザイナーのジェラルド・ジェンタです。彼は、パテックフィリップのノーチラスやオーデマピゲのロイヤルオークなど、数多くの有名ブランドのアイコン時計を生み出してきました。

ブルガリウォッチのなかでもロングセラーのブルガリブルガリもジェラルド・ジェンタの傑作のひとつです。個性的なデザインでありながら、スマートな時計だと今現在でも人気を博しています。

ソティリオ・ブルガリから始まったブルガリのデザインですが、ジェラルド・ジェンタをはじめ、;数多くのデザイナーがブルガリ商品と関わり、130年以上の長い歴史を築いてきたのです。

投稿してみて

ブルガリというブランドの歴史などをふりかえってあらためて勉強になりました。

時代や流行りを作ってきた感性が素晴らしいと思います。

これからも注目のブランドの一つであることは間違いないと思いますし、

どのようなデザインのアイテムが生み出されるのか楽しみです。

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