ブレゲに惹き込まれる魅力とは?―ブレゲが進化し続けられる理由も解説―

時計

みなさんは、ブレゲというブランドをご存知でしょうか。

今は、スマートウォッチなどがあることから「腕時計」を購入する方が減ってきているのが現状です。

しかし、今回ご紹介していくブレゲの時計は、「腕時計離れ」をしている私たちでさえ魅力を感じる製品を作り続けているのです。

ブレゲの最大の魅力「シンプルなデザイン」に、なぜ惹かれてしまうのか。

今回は「ブレゲの魅力」について、解説していきます。

ブレゲとは?

最も古い歴史を持つブレゲは、高級時計ブランドの中でも唯一無二の製品を作っています。

ファッションの中心地であるフランスのパリで誕生し、創業当時から現代まで途切れることなく歴史を刻んでいます。

ブレゲの創業者はアブラアム=ルイ・ブレゲであり、世界から『時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ』と称されていた人物です。

彼は「トゥールビヨン」や「パーペチュアルカレンダー」など、時代に革新を起こしており、時計業界では欠かせない腕時計の仕組みを数々と生み出しています。

また、時計の装飾にも革新を起こしており「ギヨーシェ文字盤・ブレゲ針・ブレゲ数字」など、現代でも定番と呼ばれるモノが多く存在します。

ブレゲは、世界的に5大ブランドの一つと知られていることから、多くの貴族が愛用していました。

たとえば、イギリスのビクトリア女王やイタリアの作曲家ロッシーニ、マリー・アントワネット、ナポレオン・ボナパルト、ナポリ王妃、ロシア皇帝アレクサンドルなど、著名人もいたとされています。

このように、世界のブレゲは「王の時計」として親しまれていたのです。

現在では、スウォッチ・グループの傘下に属しており、ドレスウォッチまで幅広く新たなアイデアを生み出しています。

ブレゲの歴史とは?

ブレゲの歴史は、シテ島に時計工房を設立したことから始まります。

ブレゲの才能はすぐに発揮され、創業から5年後には「ペルペチュエル」と呼ばれる、自動巻き上げ機構の実用化を成功させました。

ブレゲの前にもスイスで「ペルペチュエル」は開発されていましたが、実用化までにはこぎつけず、ブレゲの改良によって実用化ができたのです。

たった5年で「ペルペチュエル」の実用化を成功させたとして、ブレゲの名前は王族・貴族まで広まりました。

また、1783年には、今や高級時計の代名詞となっている、音で時刻を知らせる「リピーターウォッチ用ゴング」の開発。

その7年後の1790年には、「パラシュート機構」と呼ばれる衝撃を和らげる装置を開発しました。

この短期間でさまざまな開発を成功させ、時計業界に衝撃を与えたブレゲですが、まだまだ彼の才能は止まりません。

1795年には「パーペチュアルカレンダー」

その6年後の1801年には「トゥールビヨン」

このように、今も時計業界で必要とされている機構を開発しています。

さらに、1801年には、現代に伝わる「世界初の腕時計」をナポリの女王のために製作したとされています。

しかし、ブレゲが死亡した1823年以降は、弟子たちの尽力も虚しく衰退。

そのような暗闇の中で、フランスの宝石細工商であるショーメが商標を買い取った1970年をキッカケに、また再起をかけて工房をスイスのジュウ渓谷に移します。

1999年には、ブレゲがスウォッチ・グループの傘下になったことにより、業績も落ち着き、現在も多くの人に愛用される時計を生産しています。

ブレゲの腕時計の魅力とは?

ブレゲの最大の魅力は「美しいデザイン」になります。

その中でもブレゲの時計を愛用している者にとって、針の中央からやや先端寄りに月のような穴が開いている「ブレゲ針」

流線的なアラビア数字は洗練された印象を与えてくれる「ブレゲ数字」などは、欠かせないものです。

そのほかにも、エレガントにさせた「コインエッジ」なども人気であり、40代以上の男性に愛用されています。

また『ブレゲ』という才能がある人物が開発してきた時計のため、所有することで特別なステータスを感じ取ることができます。

さらに、ブレゲの腕時計を購入することで、創業当時から徹底されている「個別の番号」が付けられていることから、高揚感や高級感を身に付けられることも40代以上の男性の購入が多いことに関係しています。

ブレゲの有名コレクション3選

ブレゲは歴史が長いことから、これからブレゲの腕時計を購入しようとしている方にとって「どのコレクションの腕時計がいいのか」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで、ここからは「ブレゲの有名コレクション」をご紹介していきます。

ブレゲコレクション①クラシック

ブレゲの最大の特徴である「シンプルで美しいデザイン」を最大限に生かしているクラッシック。

シンプルさと着け心地の良さから、ビジネスシーンでも身につけやすくなっています。

デザインでは、ギョーシェ彫りやコインエッジなどが取り入れられています。

ブレゲ クラシック シリシオン 5177BA/29/9V6

エナメルダイヤルとのギャップによって、ブレゲの伝統を感じられる逸品です。

シンプルさだけではなく、高級感も味わうことができます。

ブレゲコレクション②マリーン

1990年代にスポーツラインとして販売されたマリーン。

マリーンは、現代のトレンドに合わせて生産されていることから人気が高い商品です。

トレンドに合わせながらも、ブレゲらしい「ブレゲ針・ブレゲ数字」を残していることから、年代関係なく人気な商品となっています。

ブレゲ マリーンII ラージデイト 5817BR/Z2/5V8

ブレゲの伝統的なデザインでもある「ギョーシェ彫り文字盤にコインエッジ」を採用しており、現代にも愛されやすい大きめで厚みのあるケースを採用しています。

また、最近人気となっているステンレススティールにも注目されていますが、ゴールドモデルも需要が高いのもマリーンの特徴です。

ブレゲコレクション③トラディション

「可変慣性テンプ」と「パラシュート機構」を搭載したトラディション。

ブレゲの伝統を残しつつ、美しいムーブメントを起こせるように「全て手作業」で行われています。

その美しさから、愛好家たちは「この滑らかな動きをずっと見ていたい」と言うほど、素晴らしい機構となっているのです。

トラディションの商品の中には、複雑機構のトゥールビヨンを搭載しているモデルもあり、

ブレゲの才能を全て詰め込んだコレクションです。

ブレゲ トラディション 7027BB/11/9V6

表裏両面からパワーリザーブ表示を確認することができ、全て手作業で行われているとは思えないほどの小さな部品たちのムーブメントに魅力を感じられる逸品です。

ブレゲ トラディション7067

トラディション7067は、2つのダイアルで「ローカルタイム・ホームタイム」を表示することができます。

このデザインは、ダイアルを小型化しているトラディションならではの特徴であり、ローカルタイムら、12時方向にゴールドのダイアル。

8時方向には、ゴールドのダイアルがホームタイム(基準時刻)を示してくれます。

まとめ

今回は、時計業界に革命と進化をもたらした「ブレゲ」について、ご紹介しました。

ブレゲは、現在のトレンドを活かしつつも自分たちの魅力や技術面を発揮しており、今や多くの幅広い年齢層に愛用されています。

また、ブレゲを購入することで仕事上のステータスを上げられるほか、スマホなどに固執してしまう私たちに「時計の本当の魅力」を教えてくれるメーカーなのです。

カドノ質店でのブレゲ買取相場検索はこちらでご覧いただけます。

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