一度は行きたいウイスキー蒸溜所(余市編)

余市10年の再販が決定しました!
北海道での先行販売は過ぎてしましましたが、11月中旬から数量を限定して全国で発売される予定です。
余市はすでにシリーズが終了しているものも多く、さらに今回は7年ぶりですので一瞬で無くなりそうです。
購入される方はがんばってください。

【シングルモルト余市】

超有名なウイスキーなので知ってる方も多いと思いますが、北海道小樽の西側にある余市で造られている世界でも有名なシングルモルトウイスキーです。
味は癖が強く、ウイスキー本場のスコットランドのウイスキーと肩を並べるほど個性が強いのが特徴で、同じ国産のシングルモルトウイスキーの白州とはぜんぜん違うので、機会があれば飲み比べてみると面白いと思います。

冒頭でも記載しましたが、ジャパニーズウイスキーブームで需要と供給が追いつかず、残念ですが現在はノンエイジ以外販売が終了しております。
代表的な種類ですが、現在流通しているノンエイジ、今回7年ぶりに再販決定した10年と12年、15年、オークションでおそらく100万円は金額がついてしまう20年物があります。
それ以外にも蒸留所限定で販売している、ウッディ&バニラなどもあります。

【ニッカウヰスキー 余市蒸溜所】

以前 NHKの朝ドラで放映されていた「マッサン」のモデルで日本のウイスキーの父と呼ばれた人物、竹鶴政孝氏が創設した蒸留所です。広島県竹原の醸造家に生まれ、スコットランドへ留学し帰国後は理想のウイスキーを目指して北海道の余市に蒸留所を設立しました。
ウイスキーの本場ヨーロッパを思わせる赤い屋根に石造りの建物は大変見ごたえがあり、そのうち10棟が国の重要文化財に指定されています。

建物も凄いですが、蒸溜棟にあるポットスチルも見るのをおすすめします。
なかなか聞き慣れない物ですが簡単に説明すると、樽に入れる前のウイスキー(原酒)を作る釜のことです。
銅製で出来ており、「蒸留所 画像」で検索するとすぐヒットするのでもしかしたら見覚えがあるかもしれません。
また余市蒸溜所は蒸留する際に石炭を使用してウイスキーを造っています。これは世界的に見ても珍しく、創業以来ずっとこの方法だそうです。

【蒸留所見学】

上記では簡単に説明しましたが、ウイスキー造りは複雑で大変奥深いものです。
今はネットで何でも調べられてしまいますが、やっぱり実際に見て感じるのが一番ですので少しでも興味があればぜひ行ってみることをおすすめします。
文化財に指定された建物から製造方法に博物館、竹鶴政孝氏の私邸も見学できてしまいます。
また昨年ウイスキー博物館を改修し「ニッカミュージアム」としてリニューアルオープンしています。
自社製品や歴史の紹介もありますが、テイスティング・バーで限定ウイスキーの試飲にレストラン限定ラムしゃぶなど気になる場所満載です。見学内容も充実しておりかなり見応えがあるので、お酒が苦手な方やもお子さんを連れて行っても十分楽しめると思います。

【余市蒸溜所周辺】

せっかく北海道に行くなら他にも見て回りたいですね。
余市市は小樽や札幌も近く観光には困らないのですが、余市町に範囲を絞って、個人的に行きたい場所を2つ紹介します。

「余市宇宙記念館」

余市町出身、宇宙飛行士の毛利衛氏の業績や宇宙について展示している記念館で、道の駅に併設されています。
宇宙での衣食住からプラネタリウム、さらに宇宙食も販売しており大変興味深い場所です。

「フゴッペ洞窟」

漢字は「畚部洞窟」続縄文時の遺跡です。アイヌ語の地名ですかね?関東出身の私には聞き慣れない名前です。
ここは日本全国700近い洞窟遺跡の中で、たった2ヶのみ所確認されている岩面刻画がある世界的にも大変貴重な史跡です。内部かなりの数の壁画があり、中には翼の生えた人物画が描かれています。ここも余市蒸溜所から近いのでおすすめの観光場所です。

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