一度は行きたいウイスキー蒸溜所(竹鶴編)

以前ニッカウヰスキーの余市・余市蒸留所を紹介したので、今回はもう一つのニッカウヰスキー「竹鶴」について紹介します。

【竹鶴ピュアモルト】

ブレンデッドウイスキーみたいに飲みやすいピュアモルトとして誕生、こちらも余市同様世界的にも有名なウイスキーです。
余市と宮城峡の蒸留所で作られた原酒をブレンドして造られているのが大きな特徴で、定価も他のウイスキーより安く比較的購入しやすいウイスキーという印象です。
2000年に発売した竹鶴12年ピュアモルトを皮切りに様々な種類が登場、竹鶴17、21年、25年、本数限定の35年の他にもハイボール缶など様々な種類が販売されました。
ただこちらも余市同様、 NHKの朝ドラ「マッサン」の影響で需要が増え原酒不足になり殆どが終売、現行品は2020年にリニューアルした数量限定のノンエイジ700mlのみとなってしましました。

【ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所】

宮城県仙台駅から約1時間、山形の県境に近い山の中、広瀬川と新川川の合流地点が近い自然豊かな場所に、
北海道の余市蒸留所に続くニッカウヰスキーの蒸留所として、仙台工場宮城峡蒸溜所が1969年に創設されました。
余市蒸留所より標高が低く、敷地面積が広いのが特徴で、2つの広大な川や気候がウイスキー造りに大変適した環境だったようです。
上記の竹鶴の他にも「宮城峡」を造っており、こちらも多くの人に愛される有名なウイスキーとなっております。
一般的に宮城峡は他と比べると飲みやすく、初心者にもおすすめできる飲みやすいウイスキーとされていますが、こちらもシングルモルト以外、現在は終売終売と希少なお酒になってしまいました。
今後余市のように、数量限定で再販される可能性があるかもしれませんのでHPをチェックか、取り扱っているバーを探す。あとはやっぱり蒸留所に直接行くのをおすすめします。

【蒸留所見学】

竹鶴も宮城峡も終売しているなら蒸留所に行って飲むしか無いですね。
こちらも余市蒸留所と同じく見学が可能で、普段は絶対見れないウイスキーの製造過程から歴史を学べる貴重な体験が出来ます。他にも20万m2もある広大な緑の敷地に映える赤レンガの建物も大変美しく見応えがあるので、景色も楽しんでください。
見学はまず工場見学で蒸留所やウイスキーの歴史を学び、お待ちかねの無料試飲、最後にショップで買物という流れです。他にも有料試飲コーナーもあり、貴重なお酒も格安で楽しめるとか。
あと忘れてはいけないのがお土産です。蒸留所限定のお酒からグラス、お酒に会うおつまみなどかなり種類が豊富なので自分用はもちろん、人に渡すお土産としても最適です。

【宮城峡蒸溜所周辺】

余市蒸留所と違い無人の最寄り駅から徒歩30分、完全に山の中にある宮城峡蒸留所ですが、なんと周辺に温泉があります。温泉を観光のメインにしつつ、周辺の散策としてウイスキー工場見学のほうがいいかもしれません。

【作並温泉】

広瀬川に沸いた温泉が元でかなり昔から親しまれている宮城県でも有名な温泉地です。
仙台駅から車で約40分とアクセスもよく、周辺に上記の蒸留所の他、広大な広瀬川、こけし体験に鎌倉山の紅葉、
ホテルも多く足湯や岩盤浴もある完璧な温泉街、喧騒を離れゆったり旅行に行くには最高の場所です。

【山寺・宝珠山立石寺】

作並温泉からちょっと離れますがこちらも是非、松尾芭蕉の残した「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句で有名なお寺です。
石段がとにかく長く、もはや登山と言われていますが、そんな疲れが吹き飛ぶほどの絶景が待っています。
晴れの日を狙ってお出かけしてみてください。

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