突然ですが、12月の誕生石は何か分かりますか？
突然聞かれても分からないという方が多いと思います。
12月の誕生石は「タンザナイト」です。
タンザナイトについて詳しく知らないという方向けに様々な視点からタンザナイトについて詳しく紹介したいと思います。
すでに12月の誕生石タンザナイトについて詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、タンザナイトとは何かみていきましょう。
タンザナイトとは？
アフリカのタンザニアにあるメレラニ鉱山でしか採れない希少な宝石です。
落ち着いた青い輝きで、見る角度や光の具合によって見え方が変わります。
タンザナイトが公式に発表されたのは、1968年10月です。
2002年に公式誕生石リストに加わるまでは、ターコイズが12月の誕生石の主流でした。
「20世紀の宝石」と言われ、1998年と1999年にタンザナイトは、世界で最も売れているカラーストーンと発表されました。
タンザナイトの名前の由来・宝石言葉
タンザナイトの宝石言葉は「誇り高き人物」「高貴」「知性」「冷静」「希望」「神秘」です。
タンザナイトは気持ちを落ち着かせて、冷静な判断ができる力を与えてくれると言われています。
そのため精神的に強くなりたい方におすすめです。
アフリカでは、長年の不幸から抜け出す石として大切に扱われています。
名前の由来は、ルイス・コンフォート・ティファニーの曾孫のヘンリー・B・プラット（後のティファニー社の代表取締役社長）がタンザナイトに興味を持ち、タンザナイトの宝石学上の名称「ブルーゾイサイト」が「ブルースーサイド（自殺）」に聞こえてしまうため、流行を元に「タンザナイト」という名前をつけました。
タンザナイトの色・効果
色は、澄んだ深みのあるブルーカラーバイオレットです。
前向きな気持ちになり、人生をより良い方へ導くと言われています。
さらに人生の転機には冷静で正しい判断力を与えてくれるという効果も期待できます。
タンザナイトが希少と言われる理由
タンザナイトは、タンザニアのメレラニでしか採掘されないので、希少という理由から人気があります。
タンザナイトが形成されたのは5億8千5百万年前です。
何かがきっかけでバナジウムがランダムに入り込んだためで、非常に珍しい現象と言われています。
タンザナイトが他の場所で形成される可能性はとても低いと考えている専門家もいます。
タンザナイトの鉱床は、モザンビーク造山帯の変成岩や大理石や片岩にあり、キリマンジャロ山麓のメレラニの低い丘にあります。
地表から41度の角度に一定間隔でタンザナイトの晶洞ができています。
タンザナイトの等級制度
タンザナイトには、等級があり、どれも主に色のクオリティを判断するための制度です。
一般的にインクルージョンが入らないことが多いので、色が最も重要な評価基準になります。
タンザナイトの全採掘量の1％に満たないトップクラスのタンザナイトは、深く濃いインディゴブルーが特徴です。
タンザナイトの原石は、青みがかった赤ワイン色の結晶として採取されるため、すべて色の質を高めるため加熱処理がされています。
一般に認められた処理で、発色要素であるバナジウムを安定させるためです。
加熱処理をする事で、非常に人気が高く、希少性が高いファンシーカラー（ピンクタンザナイト、グリーンタンザナイト、バイカラータンザナイト）がまれにできる事があり、珍しいため、コレクターからの人気も高いです。
タンザナイトの手入れ方・保管方法
手入れ方法
タンザナイトの手入れ方法は、やわらかい布で、汗や皮脂を拭き取ります。
しっかり手入れをしたい時は、ぬるま湯に中性洗剤を加えた中に入れ、やわらかいブラシを軽く押し当ててゆっくりと動かします。
その後は、水ですすいで、やわらかい布で水分を拭き取ると良いです。
タンザナイトは、特定の方向に割れやすい性質を持っている石のため、超音波洗浄機でクリーニングはできませんので注意が必要です。
保管方法
タンザナイトは、衝撃に弱い石です。
ジュエリーを身に着ける時や保管する時に落としたりぶつけたりしないように注意が必要です。
特により硬い石と一緒にジュエリーケースに入れて保管する場合は、慎重に扱いましょう。石の硬さによっては石同士が擦れるだけで傷がつく事もあります。
そのため、保管する場合は、石同士が擦れないような工夫をする必要があります。
まとめ
今回は、12月の誕生石「タンザナイト」について詳しく紹介しました。
12月の誕生石「タンザナイト」について知りたかった方は参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
12月の誕生石タンザナイトは、特定の地域でしか採取できない宝石です。
身に着ける人を守るパワーがある誕生石なのでアクセサリーなどで身につけるのがおすすめです。
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